新潟相手に決勝ゴールを挙げた長谷川悠【写真:Getty Images】
天皇杯3回戦の10試合が14日に全国各地で行われ、J1クラブが下部リーグのクラブに敗れるジャイアントキリングも起こっている。
アウェイでアルビレックス新潟と対戦したJ2の徳島ヴォルティスは、30分に石井秀典のゴールで先制する。負けるわけにはいかない新潟も72分にレオ・シルバのFKで同点に追いつく。
しかし徳島は直後75分、長谷川悠が左足でミドルシュートを沈めて勝ち越し、終盤の新潟の猛攻もしのぎきってJ1チームを破るジャイアントリングを達成。8年ぶりの4回戦へと駒を進めた。
J3の町田ゼルビアはJ2のアビスパ福岡とアウェイで対戦した。前半は両チームスコアレスで終えたが、後半開始直後の50分にペ・デウォンのゴールで先手を取ると、65分に久木野聡が追加点を奪って勝負あり。2回戦でのJ1名古屋グランパスに続き、J2で好調を維持する強敵を破った町田が4回戦への切符を掴んだ。
2回戦で清水エスパルスを破って話題を呼んだ藤枝MYFCはモンテディオ山形のホームに乗り込んで2度目のジャイアントキリングを狙う。すると23分、清水戦2得点の大石治寿が先制ゴールを挙げて勢いに乗る。
しかし後半に粘りを見せた山形が62分に川西翔太、83分にディエゴがゴールを奪って逆転して藤枝のジャイアントキリングを阻止。J1では苦戦が続いているが、ビハインドを跳ね返して4回戦進出を決めた。
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