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日本対イラン、現地記者が展望「ハリルJには欧州組が多く、強豪」

text by 植田路生 photo by Getty Images

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イラン代表【写真:Getty Images】

 本日13日、イラン代表と国際親善試合を行う日本代表。現地記者はこの試合をどのように予想し、日本代表についてどのような印象を持っているのか。イランの総合スポーツウェブサイト「CUP」のナビド・オスタード・ラヒミ記者に話を聞いた。

――日本の印象は?

「日本は新体制になって、いい戦いをして結果も出ていると思う。本田や香川、長谷部、長友など欧州でプレーする選手がたくさんおり、実力はある。私は個人的には昨年のW杯で(日本に)決勝トーナメントに進出して欲しかった。もちろん今のハリルホジッチ監督はいいチームを作っていると思うが、W杯で結果を出せていればもっといい監督が来て、さらに強いチームになったのではないか」

――それはアジア全体に言えることですね。

「はい、イランの場合もそうですね」

――カルロス・ケイロス監督に不満が?

「不満というよりは……彼は少し独善的すぎることがあります。もっと若い選手を起用してもいいと私は思っています」

――若手選手は順調に育っているのでしょうか? アズムンなど台頭してきている印象ですが。

「それは大きな問題です。もっと工夫して育てないといけません。一番の問題は費用面です。若手を育成するための予算が少なすぎます。若手選手に高い給料を払えないので、レベルの低い他の中東のクラブへ行くこともあるんです。クラブとしても移籍金欲しさに出してしまって……。

今の代表には30歳以上の選手が3~4人いますが、さらに世代交代してロシアW杯へ向かうべきという声も強くあります。そこが解決できたらさらに強くなると思います」

――明日はどんな戦いを予想しますか?

「日本は強豪ですが、イランも攻守に充実しています。アジア1位と2位にふさわしいいい試合になるでしょう。ただ、親善試合ですからね。引き分けでしょう。親善試合は大体決着がつきません」

【了】

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