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イラン指揮官「有名なのは本田と香川」。それでも「最も危険な選手は“日本代表”」

text by 編集部 photo by Getty Images

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イラン代表のカルロス・ケイロス監督【写真:Getty Images】

 日本代表と対戦するイラン代表のカルロス・ケイロス監督が12日、取材に応じた。同監督はライバルチームの訪問に対して「この試合に向けて日本代表、日本のメディアもテヘランを訪れてくれたことに感謝する」と歓迎の姿勢を示した。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本は、シリア戦からメンバーの入れ替わりが予想される。フレンドリーマッチはイランにとっても重要なテストの場であり、ケイロス監督は「日本と戦うことは我々にとって非常に大きなチャンス。日本という偉大なチーム、偉大な組織、偉大な国、偉大なコーチと戦えることは非常にいい機会だ」と、日本との対戦を心待ちにしている様子だった。

 イランはオマーンとのW杯アジア2次予選で引き分けてしまった。日本戦でも結果が出なければ批判が噴出する可能性もある。だが、ケイロス監督は動じない。

「我々はこれまでに偉大なゲームをしてきたし、ファンタスティックなパフォーマンスを見せてきた。今は2次予選でグループのトップに立っているし、我々はまだ12ポイントを取れるチャンスがある。今の位置は悪くないところにいる」

 日本のキープレーヤーは誰かという問いには「我々があえて言う必要はないくらいイランで最も有名なのは本田と香川」と話す。だが、「最も危険なプレーヤーは“日本代表”だ。彼らはいつもチームメンタリティでハードワークをしてくる」と個人に依存しないライバルを警戒した。

 また、ケイロス監督は1996年途中から約1年に渡り名古屋グランパスを率いたことでも知られる。当時と現在の日本サッカーの進化については「今はチームの大半の選手が欧州でプレーしている。非常にクオリティも高く、日本の選手たちは国際経験も積んでいる。ワールドカップでファンタスティックな結果を残してもいる。前進は明白だ」と評価した。

 アジアトップレベルの実力を持つ2チームが対戦する今回の親善試合。ケイロス監督は「イランにも優れた選手がいる。特に若い選手たちとっては前進を学ぶための稀有な機会だ」と話し、この試合が若手にとって貴重な経験の場であるという見解を示した。

【了】

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