ダフィ・クラーセン【写真:Getty Images】
ユベントスは今夏の移籍市場でエルナネスやサミ・ケディラといったセントラルMFを獲得したが、いまのところ期待されたほどの活躍を見せられていない。そこでフロントは新たな司令塔を迎えるべく国外の有望株を物色しているようだ。
伊紙『トゥットスポルト』は10日、アヤックスの10番を背負うオランダ代表MFダフィ・クラーセンへの興味を報じた。同選手にはユベントスの他、ドルトムントやバルセロナも関心を示しているという。
アヤックスの下部組織で育成され、フランク・デ・ブール監督に抜擢されたクラーセンはトップ下を本職としながら中盤ならどこでもこなせる万能性を備える。しかし最も魅力的な点は得点とアシスト両方に絡める点で、ゲームを作るだけでなくフィニッシュの局面に積極的に顔を出せる。
オランダ代表でも主力に定着し、アヤックスでは攻撃の全権を握る絶対的な存在として君臨しているが、22歳を迎えてステップアップの噂も絶えない。獲得を狙うユベントスは中盤のクオリティ不足に悩んでおり、負傷者の多さも懸念材料になっている。
昨季後半はアヤックスでアンカーのポジションを任せられるなど、プレーの幅を広げて進化を続けるクラーセンは赤白から白黒へとユニフォームの色を変えるだろうか。アンドレア・ピルロとクラウディオ・マルキージオ、どちらの役割も務められる逸材の去就に注目が集まる。
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