攻撃陣の守備に苦言を漏らしたDFマッツ・フンメルス【写真:Getty Images】
ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOとミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)が、バイエルン戦後に攻撃陣への不満を漏らしていた主将のドイツ代表DFマッツ・フンメルスに対して苦言を口にした。6日に独紙『ビルト』が報じている。
ドルトムントは4日にバイエルンと対戦し1-5で敗戦したが、この試合の1失点目と3失点目は、どちらもバイエルンDFジェローム・ボアテングのロングパスからの失点で、ドルトムントの前線の選手は全くプレッシャーをかけていなかった。フンメルスはこのことについて公の場で次のように不満を漏らしていた。
「いや、驚くなんてもんじゃなくて最悪だよ。あの2つの局面でそれができなかった理由はわからないし、ジェローム・ボアテングには全くプレッシャーがかかっていなかった。相手をフリーにしていたら、やられてしまうのも当然さ」
ダルムシュタット戦後にも同じように不満を口にするなど、チームメイトに対して難癖をつけていた。これに対してヴァツケCEOは「この問題については内部で解決することにする。フンメルスとは個人的に話をつけたいと思っている」と語り、厳重注意をすることを明かした。
また、ツォルク氏は「マッツは主将としてチームの模範的な行動を取らないといけない。このように、自分たちの問題に関わるような場合では特にね」とコメントし、公の場で不満を漏らしたことに怒りをあらわにしている。
公式戦11連勝がストップしたホッフェンハイム戦から、PAOK戦を合わせて引き分けが3つ、負けが1つとドルトムントは調子を大きく落としていた。調子を取り戻せないでいることに、フンメルスは不満を募らせていたのかもしれない。
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