“闘犬”が語る【写真:goal.com】
元ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ氏が、古巣ミランやパレルモについて話している。同氏は、ミランには国外からの投資家が必要だとの見解を示した。
セリエAで深刻な不振に陥り、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の進退や、クラブ上層部のお家騒動が取りざたされているミラン。かつてミランで数々のタイトルを獲得したガットゥーゾ氏は、フランス『So Foot』で次のように話している。イタリアメディアが伝えた。
「ミランは再構築と、競争力あるチームを必要としている。外国人投資家が必要だろうね。カタールの人たちとか。それと、レオナルド(元ミラン幹部)だ」
「ミラノやロンバルディア州では今、中国人がすべてを買っている。レストラン、家…なんでもないことのように、テーブルに100万ユーロを出すんだ。だったら、なぜサッカーでもそれができない?」
また、ガットゥーゾ氏はミランFWマリオ・バロテッリについて、「ピッチ外で騒がれるようにしているのは間違っている」とコメント。元ミランの現ユヴェントスMFアンドレア・ピルロや、ローマFWフランチェスコ・トッティには賛辞を送った。
「ピルロは決して無駄走りをしない。どきにボールが来るか、彼は誰よりも先に分かっているからだ。どこにボールを配給すべきかもね。トッティと同じさ。彼らには目が6つあるんだよ。前に2つ、後ろに2つ、脚に2つだ。脚も目のように使うんだよ」
だが、トッティのイタリア代表復帰には反対の意見のようだ。
「大きな過ちだと思う。彼にその必要はないし、ブラジルに行くべきなのは、予選を突破したチームだ」
ガットゥーゾ氏は昨季、シオンでプレイイングマネジャーを務め、今季は開幕からパレルモを率いたが、それぞれ解任という結果に終わった。シオンはクリスティアン・コンスタンティン、パレルモはマウリツィオ・ザンパリーニと、それぞれ風変わりな会長を擁するクラブだが、ガットゥーゾ氏はこのように述べている。
「どちらがよりクレイジーかを選ぶのは難しい。だが、少なくともコンスタンティンはザンパリーニよりもマナーが良かった」
「ザンパリーニは深夜に電話してきて、メンバーを変えろと言っていたんだ。確かに、それは可能だよ。監督としては、四六時中仕事をしているんだからね。だが問題は、彼が完全に無能だったということさ。彼は何も分かっていない。そして偽善的なんだ。彼は重圧にさらされていると思うし、可能性があればクラブを売るだろう。ただ、誰がパレルモを買うかね?」