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「誰がやっても無理」。出番なしのミラン本田、連敗のチームに諦め?

text by 編集部 photo by Getty Images

「誰がやっても無理」。出番なしのミラン本田、連敗のチームに諦め発言
出場機会がなかったミランの本田圭佑【写真:Getty Images】

 ミランは現地時間4日、セリエA第7節でナポリとホームで対戦し、0-4で敗れた。今月に入って体調不良のため別メニューが続いていた日本代表FW本田圭佑はベンチスタートとなったが、最後まで出番は回ってこなかった。

 試合後、本田は記者団の質問から出場機会がなかった理由を聞かれると、少し時間を置いて「なんで出れなくなったかということが分からない」と答え、次のように続けた。

「イタリアのメディアの大問題だと思うんですけど、誰がいいとか誰が悪いとかっていうことをこの試合で話し合う時点でナンセンスだと。ある程度、誰がやっても無理っていうのはわかったと思うんですよ、この3年ぐらいで」

 そして、本田の“分析”はクラブの経営方針、そしてファンにまで及んでいる。

「(マンチェスター・)シティかパリ・サンジェルマン(PSG)くらいお金を使うか、そうじゃなければやはりストラクチャーの部分から見直していくか。でも選手は気づいていてもこのチームは変わらない。やはりそのトップの部分で、経営陣が気付く、そして監督が気付く。そして選手たちが気付く。

 そしてファンたちもやはり気づいていかないと。僕はファンの拍手のタイミングとかを見てても、勝つことだけに左右されているファンだなというのはすごい感じるんで。内容など見ないし、勝てば拍手するし」

 今季からシニシャ・ミハイロビッチ監督のもとカルロス・バッカやルイス・アドリアーノ、ユライ・クツカなど約122億円超の資金を費やしている。これは、欧州のクラブでは8番目だ(1番はシティ、PSGは6番目)。

 ミランはこれでジェノア戦に続く2連敗。昨季の不振から抜け出さない限り、ファンから拍手を送られる日は遠そうだ。

【了】

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