中盤起用に好感を示すも、継続性を求めるバイエルン主将【写真:goal.com】
今季からバイエルン・ミュンヘンを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督の下、中盤で起用されることの多いDFフィリップ・ラームだが、ドイツ『シュポルトビルト』のインタビューでポジションの継続性を望んでいる様子をうかがわせている。
ラームは右サイドバックを本職とするが、グアルディオラ監督が指揮するバイエルンでは主にボランチとしてプレーしている。本人は同ポジションでの配置について以下のように語った。
「試合ごとに(ポジションが)変わるのは難しい。それはプレーヤーとして好ましくないことだよ。一つのポジションに合わせる必要があるからね」
「ミッドフィールドは居心地が良いし、ものすごく楽しんでいるよ。試合の流れにより強く影響することができる。でも僕はあるポジションを特に優先的に考えてはいない。言いたいことは一つだけ。左サイドバックより右サイドバックの方が向いているということだよ」
ラームは、指揮官が本人に対して今後の起用法について明かしていないと話している。
「もうすぐ右サイドバックに戻ることについてはまだ何も言われていない。負傷者も復帰してきているので、監督も決めなければいけなくなるね」
先月15日に行われたワールドカップ(W杯)欧州予選グループC最終戦、ドイツ代表は敵地でスウェーデン代表と対戦した。この試合中、ラームのポジションが右サイドバックから中盤に変更されている。ラームは、ヨアヒム・レーブ監督にも最終的なポジションの固定を求めている。
「大会では急なポジション変更などサプライズを避けたい。レーブはスウェーデン戦で、僕にボランチとしてのオプションがあることを確認できた。そうでなければ、その位置でプレーすることはなかったと思う。でも、W杯が始まるころには僕をどのポジションで考えているのか知りたいね」
また、今月11日に30歳の誕生日を迎えるバイエルンのキャプテンだが、バイエルンを離れる意思はないと強調している。
「たぶん、ほかのプロチームでプレーすることはないだろう。僕にとって、そうする理由がないんだ。アメリカやドバイに行く理由も見えない。(そうしたとしたら)それは僕ではない。ミュンヘンやテーガンゼーにいるのが好きなんだ。僕の故郷だし、家族や友人がここにいる」