13億円の賠償金を請求されているミラン【写真:Getty Images】
新スタジアムはなくなり、残ったのは賠償金だけだった。日本代表FW本田圭佑が所属するミランが手痛い失敗を犯している。
イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は27日、ミランは新スタジアム建設を白紙に戻したことで1000万ユーロ(約13億円)の賠償金を支払わされると報じた。当初ミラノのポルテッロ地区に新スタジアムの建設を計画していたが、先日シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長が中止を宣言していた。
ミランは新スタジアムを建設するために、フィエラ・ミラノ財団によるコンペティションに参加。プロジェクトが認可され、ポルテッロ地区への建設が許可されていた。しかし、ここにきて計画を解消したため、賠償金を求められている。
今夏タイ人資本家ビー・テチャウボン氏による株式増資を行ない、大型補強を刊行して新シーズンに挑んだミラン。スタジアム建設は新時代を切り開く象徴的な存在となるはずだった。その計画が頓挫しただけでなく、1000万ユーロという大きな損失を被ってしまったが、果たしてクラブの再建は進行させることはできるだろうか。
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