マリオ・バロテッリ(左)とリッカルド・モントリーボ(右)【写真:Getty Images】
今夏ミランに復帰したマリオ・バロテッリは徐々に状態が良くなり、22日のセリエA第5節ウディネーゼ戦でついに初ゴールを挙げた。しかしチームのキャプテンであるリッカルド・モントリーボは1試合だけで判断するのは早計と指摘する。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などがコメントを伝えた。
バロテッリはウディネーゼ戦で多くのタックルを浴び、挑発の対象になった。それでも激昂することなく試合を終えて周囲を驚かせた。イエローカードは1枚もらったが、モントリーボの「今日こそは口ではなく、態度で変わったことを示さねばならない」という言葉に心を動かされたのかもしれない。
モントリーボはキャプテンとして「バロテッリは試合を通して挑発されていたが、成熟したところを見せた。クリスマスにすべてを総括して、彼が本当に変わったのかそうでないのかを判断しよう」と、変貌の兆しを見せる“悪童”へメッセージを送った。
ミラン復帰以降ピッチ外での問題はめっきり少なくなったバロテッリだが、改心した姿を周囲に認めさせることができるだろうか。その結果はモントリーボの言う通りクリスマスの頃まで様子を見てみなければ、判断するのには早すぎるだろう。
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