J3クラブライセンスが交付さたれJFLの沼津に加入した元日本代表FW中山雅史【写真:Getty Images】
Jリーグは24日、理事会でJ3クラブライセンス申請があったJFLの4クラブに関する判定結果を発表した。
J3クラブライセンス交付を申請したのは、奈良クラブ、鹿児島ユナイテッドFC、ヴァンラーレ八戸FC、そして元日本代表FW中山雅史が加入したアスルクラロ沼津の4クラブ。
そのうち、奈良、鹿児島、沼津はライセンス交付となり、八戸は不交付と判定された。
不交付となった八戸については、J3クラブライセンスを満たすスタジアムの建設が開幕から9月までのシーズンに間に合わないことを理由に挙げている。
ライセンスが交付となった3クラブに関しては、JFL4位以内且つJリーグ百年構想クラブ(JFLは上記4クラブに加えて栃木ウーヴァFCの計5クラブ)のうち上位2クラブでシーズンを終える必要がある。
JFLセカンドステージ第9節時点で、この条件を満たしているのは年間総合順位で勝ち点47の4位に位置する鹿児島のみ。沼津は勝ち点42の5位、奈良は勝ち点39の6位となっており、残り6試合で4位以内に入る必要がある。
現在年間勝ち点59でファーストステージ優勝も果たしている八戸は、ライセンス不交付のためいずれにしてもJ3には参入できない。
また、11月に開催される理事会での承認も必要となる。シーズンで平均入場者数2000人以上且つ年間事業収入が1億5000万円以上の基準を満たせなければならず、この2つの基準とシーズンの成績での条件をクリアしている場合に、J3へ参入となる。
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