3日に開催されたヤマザキナビスコカップ決勝戦浦和レッズ対柏レイソル戦。試合会場となった国立競技場にはマスコットが集合し、浦和レッズのマスコットキャラクター・レディアも登場。思わぬレアキャラの出現に現場のサポーターやネット上のファンは盛り上がっていた。
サッカークラブのマスコットキャラクターといえば、スタジアムに現れてファンと触れ合ったり、クラブの地域活動にも参加するなどアクティブな存在であるのが、一般的だ。
しかし、レディアは例外的な存在だ。目立った活動というのは行っておらず、毎年1月に開催されるレッズフェスタや、ゴールデンウィークに開催される「ファミリーJoinデイズ」の試合に現れる程度なのである。その働きぶりから「ニート」とまで呼ばれているほど。
働かない理由は「サッカー以外では客集めしない」という浦和レッズのスタンスによるところが大きいのだが、なんにせよ、めったに見ることができないレアキャラなのは事実なのである。
それゆえ、ナビスコカップ決勝戦で国立競技場に現れたことで周囲が驚くのも無理はない、というわけだ。浦和サポーターでもなかなかお目にかかれないマスコットだけに、対戦相手の柏サポーターからも熱心な写真撮影を受けて、ポージングを決めていた。
試合は浦和が0-1で敗れて優勝ならず。
さらにここ数年、快晴で知られているナビスコ決勝戦で雨が降った点についても、レディアが登場したことで
「だから雨が降ったのか」
「珍しいことをすると雨が降るって言葉の意味に使えるレベル」
とネット上では囁かれる始末であった。
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