チェルシーを退団することになったエヴァ・カルネイロ医師【写真:Getty Images】
先月8日に行われたプレミアリーグ開幕戦の終盤、GKティボー・クルトワの退場で10人になっていたチェルシーは、負傷したエデン・アザールが治療のためピッチの外に出て一時的に9人での戦いを強いられた。
ジョゼ・モウリーニョ監督は2-2で迎えた終盤にチームを数的不利にしてしまったとして、アザールの治療に向かったドクターのエヴァ・カルネイロ氏を厳しく非難し、その後ベンチ入り禁止処分を科すなど厳しい対応をとっていた。
この処分には多くの批判が集まっていたが、この度カルネイロ氏はチェルシーを離れることを決断した。英『BBC』が伝えている。
チェルシーはカルネイロ氏に対しこれまで通りの仕事に戻るか尋ねたが、彼女は復帰しないことを決めており、退団がきまったという。そしてクラブに対して法的措置に出ることも検討しているようだ。
またイングランドサッカー協会(FA)は、この件に関してモウリーニョ監督のカルネイロ氏に対する虐待や性差別的発言の有無について調査するとしている。
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