シュトゥットガルト戦で今季初得点を決めたFW原口元気【写真:Getty Images】
ブンデスリーガのヘルタ・ベルリンに所属する日本代表FW原口元気が、シュトゥットガルト戦で今季初得点を決めたことで特集記事が組まれた。16日に地元紙『ベルリン・クーリール』が報じている。
原口は12日に行われたシュトゥットガルトとの試合で先発出場を果たし、14分に右サイドの味方選手からパスを受け、ペナルティエリア内で相手をかわしてゴールを決めた。これが今季初得点となり、チームの2-1勝利に貢献する先制弾となっている。
同紙の特集記事のタイトルは「原口元気と仲間の物語」で、原口が浦和レッズからヘルタに移籍してきた当時のことが書かれており、多くのヘルタファンが「元気って誰?」と思っていたそうだ。MF細貝萌のバックアップのために獲得したのではないかという憶測も広がるなど、それほど期待はされていなかった。
しかし、今季公式戦5試合に出場し、最初はベンチスタートが多かったものの現在はスタメンの座を確実なものにしようとしている。同選手の特徴であるドリブルとスプリントの数で他を圧倒するなどして、徐々にヘルタの人々にも原口がどのような選手なのか認知され始めたようだ。
同紙では「忍者のような動きをして、サムライのように相手の守備を貫き、ウィングのポジションでストライカーの代わりにもなれる」と、原口を絶賛する言葉で締めくくっている。
代表では8日に行われた日本代表対アフガニスタンの試合で先発出場を果たし、原口は攻撃にアクセントをつけるドリブルで相手の守備を揺さぶっていた。ヘルタはブンデスリーガ第4節が終了した時点で2勝1分1敗の7位につけており、調子の良いスタートをきっている。その好調の要因の一つに、原口の活躍があるのかもしれない。
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