心理学者の協力を得ていたガレス・ベイル【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのFWガレス・ベイルの好パフォーマンスは、スポーツ心理学者による功労が大きいようだ。13日、英紙『デイリー・ミラー』が報じている。
ベイルは、昨シーズン一部のファンからブーイングを受け、さらにはチームメイトから自身のパフォーマンスを疑問視されていた。その際にスポーツ心理学者でありモチベーターのジェイミー・エドワーズ氏の力を借りたようだ。
元バスケットプレーヤーのエドワーズ氏は、マンチェスター・シティのGKジョー・ハート、マンチェスター・ユナイテッドのDFルーク・ショウをカウンセリングし最大限の力を出せる手助けをした人物として知られている。ベイルは彼からのカウンセリングによりパフォーマンスを向上させたと報じられている。
同紙によると、ベイルがチーム内での関係で悩みの種となっていたのはFWクリスティアーノ・ロナウドだったようだ。ベイルが加入1年目の2013/2014シーズンにコパ・デル・レイ決勝バルセロナ戦で決勝ゴールを決め、チャンピオンズリーグ決勝アトレティコ・マドリー戦延長でも得点したことでC・ロナウドが自分の立場の危うさを感じたとのこと。そこでMFイスコと共にロッカー内の空気を良くないものにしていたという。ベイルはそれに敏感に反応してしまったようだ。
困難な状況を克服したベイルは、今季ラファ・ベニテス新監督からトップ下という新しいポジションを与えられている。新たな役割に見事に適応した同選手は、3試合を終えて全ての試合にフル出場し、合計2ゴールとマドリーの2連勝に貢献した。好調を維持するベイルの活躍の裏には、意外な協力者の存在があったようだ。
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