香川真司【写真:Getty Images】
ブンデスリーガ第4節が12日に行われ、香川真司が所属するドルトムントはハノーファーを2-4で破り、リーグ戦開幕4連勝を達成した。
この試合では引いて守ってくる相手に対し、今季初めて先制点を許したドルトムント。香川はその展開を「嫌な雰囲気はありましたけど、昨季のようにはなりたくなかった」と振り返り、慌てなかったことが逆転勝利につながったと明かした。
失点後のドルトムントはそれまでのやり方を変えることなくボールを支配し続け、チャンスを量産していった。チーム全体に落ち着きがあり、「前半から逆サイドであったりを上手く突くことができていたので、やり続ければ相手も凄く嫌だと思いました」と冷静に相手を分析しながら攻め抜いた。
この勝利で公式戦9連勝となったドルトムントにはポジティブな空気が充満している。失点しても焦ることなく自分たちのサッカーを続けられるのは、「リズムであったり、距離感であったり、そういったところの役割をみんなが把握できている」ことが要因だと香川は話す。
「自分の役割をできているので、どこでボールを受けたらどこに味方が来るというのを把握できている。共通意識があるんじゃないかな」
これこそがいまの絶好調を後押しする原動力になっている。トーマス・トゥヘル監督がユルゲン・クロップ前監督から引き継ぎ、新たに作り上げた集団は一丸となって連勝街道を突き進む。
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