レアル・マドリー移籍が破談したダビド・デ・ヘア【写真:Getty Images】
今夏レアル・マドリー移籍が破談したダビド・デ・ヘアが、一転してマンチェスター・ユナイテッドとの大型契約延長に近づいている。10日、イギリス『トークスポーツ』が報じた。
移籍市場最終日にユナイテッドからマドリーへと移籍合意に至ったデ・ヘアだが、書類不備によって破談に終わっている。移籍まであと一歩のところまで近づいた同選手だが、一転してユナイテッドと5年間の契約延長に向かっているようだ。
デ・ヘアの代理人であるジョルジュ・メンデスは既にマンチェスター入りしているとのこと。新契約では同選手は週給20万ポンド(約3700万円)となる予定で、移籍金も今夏合意に至った2900万ポンド(約54億円)から5000万ポンド(約93億円)へと跳ね上がるとみられている。これは、GKの移籍金としては途方も無い金額だ。
Mendes in Manchester to discuss De Gea’s future http://t.co/VDAvjdQuLD pic.twitter.com/F58u2H9U7Y
— AS English (@English_AS) September 10, 2015
マドリーにとっては、完全なる敗北といっていいだろう。デ・ヘア移籍が破談に終わった上に、同クラブはユナイテッドに対して移籍金740万ポンド(約14億円)を支払わなければいけない義務を負い、さらには同選手の獲得は事実上不可能となりかけている。
今夏、ユナイテッドはDFセルヒオ・ラモス獲得を狙い、結果的に同選手のマドリーとの契約延長の“ダシ”に使われた。ユナイテッドにとっては、これ以上ないリベンジを果たしたといえそうだ。
【了】