中東や北アフリカから大量の難民がヨーロッパに流入している問題に、イタリアサッカー界も支援に立ち上がった。8日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。

　イタリアで中心となっているのはローマ。同クラブは兼ねてより「Roma Cares（ローマ・ケアーズ）」として社会問題に対して支援を行なってきたが、今回新たに57万5000ユーロ（約7700万円）の基金とともに「Football Cares（フットボール・ケアーズ）」を立ち上げた。

　57万5000ユーロの内訳はASローマの投資家が25万ユーロ、個人による募金が7万5000ユーロ、ローマのジェームズ・パロッタ会長が25万ユーロを寄付している。また、このプロジェクトには既にフィオレンティーナ、トリノ、ボローニャといったクラブが参加を表明しており、さらに基金は増加する見込みだ。

　ローマは「フットボール・ケアーズ」への協力を仰ぐため、12日に行なわれるセリエAフロジノーネ戦で同プロジェクトのロゴ入りのシャツを着用してピッチに入場する。

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