原口は何もないところからチャンスを作った」
【日本 2-0 アフガニスタン(前半終了) 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
日本代表は8日、ロシアW杯アジア2次予選第3戦でアフガニスタンと対戦。この試合は、国内の情勢安定により中立地イランのアザディスタジアムで行われている。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は3日のカンボジア戦からFW武藤嘉紀に代えて原口元気を起用。その他は引き続きGK西川周作、DF酒井宏樹、吉田麻也、森重真人、長友佑都、MF山口蛍、長谷部誠、香川真司、FW本田圭佑、岡崎慎司が名を連ねた。
この11人について、イングランド人ライターのショーン・キャロル氏は「原口が選ばれたことには驚いた。彼がこのレベルで結果を残せるか少し不安」としながらも「サッカーは紙の上でやるものではない。彼がピッチで良いプレーができることを期待したい」と語った。
この予選で初となる中東での一戦、キャロル氏は最も重要なポイントとして「早い時間に先制点を取ること」とした。そして10分、その言葉通りに原口のドリブルでの仕掛けから香川が先制点をゲット。
この場面について、キャロル氏は「原口が作り出した1点。何もないところからチャンスを作った」と先発に抜擢された原口を称えた上で、「香川のシュートはアイデアも精度も良かった」と称賛した。
この得点もカンボジア戦の本田と吉田のゴール同様にペナルティエリア外から放たれたもの。キャロル氏が「何度も言われていることだけど、どこからでもシュートを打てれば何かが起こるということ」と語るように、やはりミドルシュートの重要性が証明された。
さらに35分、本田の粘りから森重が追加点を決めて2-0。このゴールへの執念をみせた本田に対して、キャロル氏は「90%本田のゴールだね」と賛辞を送った。
一方で対戦相手のアフガニスタンについては「カンボジアより攻撃への意欲がある。カウンターかセットプレーが少し危険」と評価していた。
【了】