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日本代表 9年前

【現場記者の目】岡崎が感じた「新たな壁」。更なる進化へ模索続ける“アジアキラー”

日本代表は8日、ロシアワールドカップのアジア二次予選でアフガニスタン代表と中立地イランで対戦する。注目は、カンボジア戦で無得点に終わってしまったFW岡崎慎司だ。プレミアリーグのレスターでプレーする岡崎はこれまでアジアの対戦国を相手にゴールを量産してきた“アジアキラー”でもある。日本の決定力不足解消へ、点取り屋の神髄が発揮されるだろうか。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

多彩な得点パターンを身に着けた“アジアキラー”岡崎

長谷部誠
二次予選にも気を引き締めたキャプテンの長谷部誠【写真:Getty Images】

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表にとって2018年ロシアワールドカップ・アジア二次予選3戦目となるアフガニスタン戦が8日に迫ってきた。

 中立地・テヘランの高温乾燥の気候は依然として続いており、7日17時から決戦の地アザディスタジアムで行われた公式練習時の気温は30度を大幅に超えていた。ピッチ上の芝生も長めで、指揮官も「芝を少しカットして水を撒くようにオフィシャルにお願いする」と語っていた。しかも標高1200mの高地と、今回の日本には3重苦ならぬ4重苦がのしかかっているのだ。

 キャプテン・長谷部誠(フランクフルト)は「日本でプレーするのとは明らかに違う環境ではありますけど、その辺を含めてワールドカップ予選」と気を引き締めていたが、こういう中でしぶとく勝ってこそ。ロシア切符をつかむことができる。10月8日のE組首位を争うシリアとのアウェー直接対決で精神的優位に立てるように、今回は是が非でも大量点を奪いたい。

 そのキーマンと言えるのが、3日のカンボジア戦(埼玉)で不発に終わった岡崎慎司(レスター)。代表デビューした翌2009年にはウズベキスタンや香港などアジアを含めた相手に年間15ゴールを奪い、「アジアキラー」と呼ばれたほどだった。

 その後も代表では2011年アジアカップ(カタール)や2014年ブラジルワールドカップ予選でコンスタントに得点し、国際Aマッチ44得点のうたアジアからは約半分の21ゴールを挙げている。一方、ドイツでは12/13、13/14シーズンに連続2ケタゴールを達成。左右の足に頭、クサビやポストプレーからの得点と多彩なパターンを身につけた。

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