ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
ロシアW杯2次予選のアフガニスタン戦を翌日に控えた7日、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が前日会見に臨んだ。
カンボジア戦に続く勝利を「義務」と位置付けた指揮官は、得点力不足を指摘されている現状に対し「得点をとるためには色々な解決法がある。FKなのかドリブルなのか、重要なのは点を取ること、そして勝つこと。チームとして向上していくと思っている」と、改善への自信を口にする。
まだ先発メンバーを決めておらず、不測の事態に備えた“プランB”を用意しながら、攻撃面の課題を1つ1つクリアしていく。
そしてハリルホジッチ監督率いる日本代表にとって、中東での試合は初めてだ。「もっと野心と勇気が必要になってくる。たまには観客が我々をサポートしないこともある」と百戦錬磨の闘将は選手たちに奮起を促す。
だがなかなか勝てないチームには批判も起こり始めている。監督交代はデリケートな状態で決断されることを前置きしたうえで、「フットボールに関してはすぐに発展しない。なかなか待てない。特にサポーターとメディアはすぐに結果を欲しがる。期待に答えようと思うけども、トレーニング時間がまだ少ない。日本代表が違う側面を見せないといけない」とこれまで通り“時間”の必要性を強調した。
それでも数々のチームを成功に導いてきたハリルホジッチ監督は「ここでも(目標を)成し遂げられると思っている」と、日本代表の躍進を約束した。それに必要なことは何か。指揮官は選手たちに勝つための精神を要求し続ける。
「犠牲心を持たないと、勝ちたいという欲求をそれぞれが持たないといけない。さらに高いレベルに行くためにさらに努力しなくてはならない」
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