アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシは、現地時間4日に行われた親善試合ボリビア戦(会場:ヒューストン)で今季初ゴールを記録した。
後半のラスト25分間の出場のみとなったが、2ゴールを挙げて7-0の大勝に貢献している。メッシはレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドと共にリーグ戦2試合でいまだ無得点となっていたが、代表戦で今季初ゴールを決めた。一方のC・ロナウドは、フランスと対戦したポルトガル代表でまたも無得点に終わり、今季初ゴールはお預けとなっている。
スペイン紙『アス』によれば、ボリビア代表からゴールを奪ったことで、南米サッカー連盟(CONMEBOL)に加入するすべての国からゴールを奪ったことになる。ブラジル代表とパラグアイ代表に4ゴール、ベネズエラ代表とウルグアイ代表に3ゴール、コロンビア代表とチリ代表に2ゴール、ペルー代表とエクアドル代表に1ゴールを記録しており、今回のボリビア代表とのゴールで「南米制覇」を達成したことになる。
また、メッシはこの2ゴールで代表通算48得点とし、アルゼンチン代表歴代ゴールランキングトップのガブリエル・バティストゥータ氏が持つ54ゴールまで「6」に迫っている。メッシは105試合での記録に対しバティストゥータ氏は78試合での記録である。
さらに同選手は、この2ゴールで、CONMEBOL歴代ゴールランキングで5位につける元日本代表監督、元ブラジル代表のジーコ氏に並んだ。
上位は“神様”ペレ氏が77ゴールでトップ、2位は“元祖”ロナウド氏が62ゴール、3位はロマーリオ氏が55ゴールとブラジル人プレーヤーが独占しており、4位は同胞のバティストゥータ氏である。
アルゼンチン代表は、2014年W杯決勝と2015年コパ・アメリカ決勝で連続して破れたため準優勝で終わっており、アルゼンチン国内から批判が噴出していた。その中でも批判の的になっているのが中心選手メッシである。
バルセロナとアルゼンチン代表両方のチームメイトであるハビエル・マスチェラーノは「メッシは常に代表に駆けつけプレーする。彼の妻の第二児出産が目前でもだ。あれだけ批判の的にされたのがもし自分なら耐えられない」とメッシの強さに賞賛を送っている。
この2ゴールは、リーグ戦でのゴールラッシュのきっかけとなるのだろうか。
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