具体的な改善点を脳裏に焼き付ける香川
8日の2018年ロシアW杯アジア2次予選・アフガニスタン戦(テヘラン)を控え、5日から現地調整を行っている日本代表。6日のテヘランは相変わらずの厳しい暑さに見舞われ、彼らがパススタジアムで練習を開始した17時過ぎの気温は、陽の当たる場所で43度超。湿度は計測不能という乾燥状態だった。
香川真司(ドルトムント)も「標高が高いので、スプリントの後は息切れがあったりする」と語っていただけに、試合本番への影響が気がかりだ。
そんな中、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は報道陣を冒頭15分間で締め出し、次戦に向けた戦術確認を入念に行った。やはり前回のカンボジア戦(3日=埼玉)同様、引いてくる相手をどう崩すかというテーマを重点的に取り組んだ模様だ。
「クロスの上げ方、入り方、精度をより高めていくってことは(監督からも)言われました。自分としては、もうちょっとボールを受ける回数を増やしていきたいし、運動量豊富にやっていきたいなと。ゴール前に入り込んでいく姿勢を出して、待ってるんじゃなくてどんどん自分から動き出していくことで、攻撃がやりやすくなると思いますね。
『もっとスプリントを増やせ』『スピードの緩急をもっと出すことを意識しろ』とも監督から言われていますし、『ボールを受けたらどんどん前に出て行け』とも指示されました。ゴール前に入る時のスピード感は確かに修正していかないといけないのかなと思ってます」と香川は具体的な改善点を脳裏に焼き付けて、次戦を迎えようとしている。