ディディエ・ドログバ【写真:Getty Images】
今夏MLSのモントリオール・インパクトに加入したコートジボワール代表FWディディエ・ドログバが、5日のシカゴ・ファイヤー戦で移籍後初ゴールを含む3ゴールでハットトリックを達成した。
チェルシー退団後は目立った活躍が聞こえてこなかったドログバだが、この試合で移籍後初先発を飾ると、27分にナイジェル・レオ=コーカーのクロスをペナルティエリア内で受け、見事な反転から右足で先制点となる初ゴールを挙げる。
そしてシカゴに2-3と逆転されて迎えた61分、ドログバは左足を振り抜いて豪快な一撃を叩きこんで同点とすると、直後の65分にボレーシュートのこぼれ球を自ら頭で押し込み3点目。モントリオールはドログバのハットトリックで4-3とし、シカゴに逆転勝利を収めた。
米『ESPN』によれば、デビューから2試合目でのハットトリックはMLS史上初めての記録となった。37歳となったドログバは右足、左足、頭をすべて使った完璧な3得点で健在ぶりをアピールしている。
試合後のドログバのコメントを地元メディア『モントリオール・ガゼット』が伝えた。大活躍で勝利に貢献したアフリカの英雄は「常にゴールの背景には素晴らしいパスがあるんだ」とアシストした味方選手を称賛する。
そして「本当にゴールを決めたかった。だけど最も重要なのは勝ちたかったということだ。僕がここに来てからチームが勝てていなかったから、本当に勝利を求めていた」と、喜びと安堵を語っている。
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