レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長【写真:Getty Images】
レアル・マドリーは5日、クラブ公式HP上で声明を公開し、ヨーロッパへ流入する難民支援に100万ユーロ(約1億3000万円)を寄付すると表明した。
現在ヨーロッパでは戦禍や貧困から逃れてきた難民が社会問題となっており、その流れは東ヨーロッパから西ヨーロッパへと波及している。
それを受けてマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長はスペインのマリアノ・ラホイ首相とコンタクトを取り、国内へ流入する避難民支援のために資金協力を決めた。
支援内容は難民のための物資を流通させるシステム構築のためにマドリーの施設を活用するほか、スポーツ用品の提供など、特に若年層へのサポートが中心となっている。
すでに同じような内容と寄付金額でバイエルン・ミュンヘンも難民支援に乗り出すことを明らかにしており、政治の動きが鈍い中でスポーツ界に祖国を離れざるをえなくなった人々を受け入れる動きが広がりつつある。
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