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日本代表 9年前

【現場記者の目】カンボジア戦で見えた3つの課題。本田らも指摘する課題と結果への不満

日本代表は3日、ロシアワールドカップのアジア二次予選でカンボジア代表と対戦し、3-0の勝利を収めた。格下のカンボジアに対して34本のシュートを放つも結果は3ゴールと物足りない結果となってしまったが、この試合では3つの課題が浮き彫りになった。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

物足りないカンボジア戦。結果に不満を見せた本田

【現場記者の目】カンボジア戦で見えた3つの課題。本田らも指摘する課題と結果への不満
結果に対して不満を見せた本田圭佑【写真:Getty Images】

 6月のシンガポール戦(埼玉)のスコアレスドロー以来、アジア勢相手に公式戦4戦未勝利という苦境に陥っていたヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表。3日の2018年ロシアワールドカップアジア2次予選・カンボジア戦(埼玉)は絶対に勝ち点3が必要なゲームだった。

 指揮官も選手たちも3月31日からの事前合宿で得点力不足解消のディテールを再三確認して本番に挑んだが、奪ったゴールは前半28分の本田圭佑(ミラン)の左足弾、後半5分の吉田麻也(サウサンプトン)の右足ミドルシュート、香川真司(ドルトムント)がこぼれ球を押し込んだ後半16分のゴールの3つだけ。シュート34本、ボール支配率73.9%と数字的にも圧倒的に相手を上回ったことを考えると、3-0というスコアは物足りなさばかりが残る形になってしまった。

「結果に関しては当然勝ったことは評価されるべきだと思うし、どんな相手だろうとそんな簡単に勝つことができないのは分かっていたんで。その一方で、もう少し点が取れたと思うし、取り方に関してもチャンスの作り方に関してもだまだだなというのが試合をやってみての率直な感想ですね」と先制弾を挙げた本田も神妙な面持ちでコメントしていたが、誰もが満足していないのは明らかだ。

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