本田圭佑【写真:Getty Images】
【日本 3-0 カンボジア 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
公式戦5試合連続でアジア相手に勝利がない日本代表は3日、W杯2次予選でカンボジア代表と対戦し、3-0で勝利した。
前半のこう着状態を左足ミドルシュートで打開し、日本に貴重な先制点をもたらした本田圭佑は試合後、「前が空いていたんで、打ってみようと思ったら、コースはあまりよくなかったんですけど、いい感じで入ってよかった」と振り返る。
しかし、その後も選手間の連携を駆使した崩しは不発で、追加点は吉田麻也の意表を突くオーバーラップにもたらされた。3点目もこぼれ球を香川真司が押し込んで決めたゴールだった。
本田は「慌てずチームとしてやっていこうという話だったんですけど、思った以上にカンボジアの選手も頑張っていましたし、それに苦しんだという印象はある」と2次予選参加チーム中FIFAランキング最下位のチームに苦戦したことを認めた。
これまでヴァイッド・ハリルホジッチ監督に挙げられていた『ペナルティエリア内での積極的な仕掛け』や『ミドルシュートを打つこと』はある程度改善された。それで30本以上のシュートを放ちながら3点しか奪えなかった点に新たな課題が浮かび上がる。
それに関して本田は「3日、4日で修正できるものではないので、簡単ではないですけど、できる限りコミュニケーションをとることで改善できる部分、皆さんもお見せできれば」と克服に意欲を見せたが、言う通り簡単なことではない。
来週8日にイランで行われるアフガニスタン戦までは強行日程になるが、「コンディションを保つことが自分にとって大事になってくる」と本田は語る。それでいきなり課題を改善するのは難しい。W杯に向け、自分たちの実力不足によって今後も難しい戦いが続きそうだ。
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