ドイツ・ブンデスリーガのサポーター【写真:Getty Images】
シリアなどから入国してくる難民問題で揺れるドイツだが、ブンデスリーガの各スタジアムでは「Refugees Welcome(難民歓迎)」の横断幕が掲げられたようだ。英国『BBC』がツイッター上で写真を公開している。
中東やアフリカなどから多くの難民が急増している問題で、ドイツのメルケル首相は欧州連合(EU)各国で負担を公平に分かち合えなければ「移動の自由」を見直す構えを示していた。
しかし、反対にドイツ・サッカー界では難民を友好的に迎え入れている。日本代表MF香川真司が所属するドルトムントでは、200人以上の難民を試合に招待し、サポーター席では「Refugees Welcome」の横断幕が掲げられ、他のスタジアムでも同様の試みが行われた。
Amazing, inspiring scenes at Germany's football grounds this weekend. "Refugees welcome" Via @markito0171 pic.twitter.com/Fm4s9nDRJ0
— paulkirby (@paul1kirby) August 30, 2015
また、ツイッター上では欧州言語とアラビア語を混ぜたハッシュタグで「難民を歓迎する」といった言葉で40000ツイート以上つぶやかれている。ドイツに住んでいる人の中には難民を快く思わない人もいるかもしれないが、サッカーを通じて友好の輪が広がっていければ、その気持ちも変わるのかもしれない。
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