槙野の離脱で丸山が追加招集
3月のヴァイッド・ハリルホジッチ監督就任以降、公式戦4試合勝ちなしという苦境が続いている日本代表。その相手がシンガポール、北朝鮮、韓国、中国と全てアジア勢ということで、戦う側も見る側も余計に苛立ちが募る。
9月の2018年ロシアW杯アジア2次予選・カンボジア戦(3日=埼玉)&アフガニスタン戦(8日=テヘラン)は何としても連勝し、E組首位に浮上しなければならない。その重要な2連戦に向けて31日、チームは埼玉県内に集合し、夕方から初練習を行った。
初日は30日にリーグ戦のあった香川真司(ドルトムント)、長友佑都(インテル)、原口元気(ヘルタ)の3人を除く20人が参加したが、前々から右足内転筋負傷を抱えていた槙野智章(浦和)の離脱が突如として決定。本人にもチームに衝撃が走った。
代役は初招集の丸山祐市(FC東京)ということでセンターバックの選手層の薄さが1つのネックになるかもしれない。槙野の状態をチェックした後、指揮官は遠藤航(湘南)、宇佐美貴史(G大阪)、興梠慎三、西川周作(ともに浦和)を呼んで、計測した体脂肪率が基準より高かったことをズバリ指摘。
さらにはチーム全体で12分間の雨中ミーティングを行って気持ちのき締めを図ると同時に、勝利への強い意欲を植えつけた。練習はランニングなどの軽いメニューだけで1時間程度と軽かったが、ハリルホジッチ監督はこの晩から度重なるミーティングを通して戦術の刷り込みを図っていくはずだ。