ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】
ドルトムントは現地時間30日、ホームでヘルタ・ベルリンと対戦し、3-1で勝利を収めた。試合後、日本代表MF香川真司が試合を振り返っている。
昨季は、ブンデスリーガ2連覇を果たした前所属時のパフォーマンスを発揮することが出来ず、シーズンを通して苦しい時間を過ごしてしまった。しかし、ヨーロッパリーグ(EL)1stレグのオッド戦を皮切りに公式戦3戦連続のゴール。そしてこの試合では1アシストを含む全3得点を演出し、チームの勝利に貢献している。
香川自身も好調を実感しているようだ。「考えすぎている部分が去年はたくさんあったのかなっていう気がしましたし、今は試合に入ったら試合に入りきれているんで。だから前よりはあんまり(考えすぎることが)ない」と、昨季のモヤモヤはなくなり、吹っ切れたことを語った。
その中の理由に、香川は「その中でやっぱり試合ごとに自信であったり味方との距離感がいいから、ボールを受けても孤立することはあんまりない。常にフォローがいる感じがするんで、そういうところの改善はされているから続けています」と、チームの連携面を挙げている。
チームはこれでリーグ戦3戦全勝。王者バイエルン・ミュンヘンを抜いて首位に位置している。それでも、香川に満足する様子はない。
「別に3試合で気持ちいいとは思わないですね。3連勝したことについては、別に何も考えていないです。今は1試合1試合を勝つことが大事ですし、3連勝とか4連勝とか、考えていないんで」
9月からは、日本代表としてW杯アジア二次予選を戦う。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も大きな期待を寄せているが、代表では思うような活躍を見せることができていない。
ドルトムントで“吹っ切れた”香川は、日本代表を5試合ぶりの勝利に導く。
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