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『あー、代えるんか~』岡崎はなぜ先発を外されたのか。あぶり出たレスターの課題と思いがけぬ収穫

プレミアリーグ第4節、レスターは敵地でボーンマスと対戦したが、先発メンバーに岡崎慎司の名はなかった。ここまで、決して下馬評の高くなかったチームで高い貢献度を示していた中での先発落ちの理由とは。その選択が浮かび上がらせたレスターの課題とは。

text by Kozo Matsuzawa / 松澤浩三 photo by Getty Images

「てっきり先発だと思っていた」

『あー、代えるんか~』岡崎はなぜ先発を外されたのか。あぶり出たレスターの課題と思いがけぬ収穫
リーグ戦4試合目にして初のスタメン落ちをした岡崎慎司【写真:Getty Images】

 敵地で昇格組のボーンマスを相手にしたレスターの先発メンバーには、Shinji Okazakiの名前がなかった。イングランド移籍後、リーグ戦4試合目にして初のスタメン落ち。後半開始から投入されたが、試合後の岡崎は「てっきり先発だと思っていたし『あー、代えるんか~』って感じ」と悔しがった。

 だがこれまでの3試合と戦い方を変えたチームは、普段とは違うサッカーをしたせいから精彩を欠き、開幕からの勢いが見られなかった。ボーンマスの速いプレスとパス回しに対抗できず、引いてしまうばかりでまるで押し返せないのである。

 途中出場するまでの45分間。そんな不甲斐ないチームの姿を、岡崎はどのような目で見ていたのか。

「(ボーンマスは)いいチームだった。(レスターは開幕ダッシュに成功して)勘違いしているつもりはないが、やれることをやらないと。特にこういうチームに対しては、自分たちが弱さを発揮してしまう。

 相手のほうが自信を持ってボールを回したし、自分たちはクセで引いてしまう。そのままガッツリ、相手みたいにはめ込んだほうが今日のようなチームは焦って蹴るんじゃないかな」

 守勢一方の状態で、前半24分にはボーンマスに先制点を許す。もっと失点してもおかしくないほどの脆弱ぶりだったが、決定力を欠く敵の攻撃陣に救われた。

 岡崎は、先制を許した直後の25分からウォーミングアップを開始。その後は一度引き上げたものの、35分ごろからまたピッチサイドに飛び出して、懸命に汗を流して続けた。

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