アーセナルを率いるヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグ第4節が29日に行われ、アーセナルは敵地でニューカッスルを1-0で下した。
アーセナルは前半16分、ニューカッスルのFWミトロビッチが踏み付け行為による一発退場で数的有利になると、試合の主導権を完全に握り高いボール支配率を維持する。しかし、MFエジルを欠いた攻撃陣はアイディアに乏しく、結局相手のオウンゴールに救われる形で勝ち点3を獲得した。ガナーズは開幕4試合で3得点と苦しんでいるものの、2勝1分1敗で暫定5位に浮上した。
試合後、アーセナルを率いるアーセン・ウェンゲル監督は英メディア『スカイ』を通じて「(ミトロビッチのプレーは)試合中は見ていなかったが、映像で確認した。残念ながらレッドカードだ。彼はまったくボールにいっていなかった。主審は正しかったと思う。おそらくニューカッスルは我々にプレーをさせたくなかったんだろう。ミトロビッチは少し行き過ぎた。ニューカッスルは最初からかなりフィジカルな試合をしようとしてきた。我々はうまく対処できたと思う」とコメント。
一方、70分以上も数的不利だった相手に苦戦したことについては「彼らはのうち9人はゴール前に引いて守っていた。スペースを見つけることができなかった。うまく守ったね。彼らはなぜマンチェスター・ユナイテッド相手に失点しなかったのかを示した。だが我々は1-0で勝利し、勝ち点3を得たことを喜んでいる」とゴールの数は問題視せず、勝利が重要であることを強調した。
最後に今季のアーセナルが未だホームで白星がないことを聞かれると「それに関しては心配していない。今日の試合で勝ち点を落とさないことが数字のうえで重要だった。上位から離されないようにするためにね。ホームで勝ち点を落としていたから精神的にも重要だった。クリスタル・パレスとニューカッスルとのアウェイゲームで勝ち点6を手にしたことはとても良いことだ」と2週間後にエミレーツ・スタジアムで行われるストーク戦を見据えた。
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