8月7試合で28得点。最高のスタートを切ったドルトムント
無敗のまま、ここまで来た。2015年8月30日のブンデスリーガ第3節、ホームに迎える対ヘルタ・ベルリン戦で、ボルシア・ドルトムントは8月の全日程を終える。
そして1日に行われたベティスとのテストマッチも含めると、対戦成績は7戦7勝0敗である。何より特筆すべきは、得点数だろう。もちろん対戦相手のレベルも考慮に入れる必要はあるが、7試合で28得点、1試合平均では4得点となっている。
参加した大会の違いもあって、もちろん単純に比較は出来ないのだが、最初に香川真司が在籍した10/11、11/12シーズンの序盤をも凌ぐ勢いになっている。連覇した2シーズンの序盤で、1試合で4得点を奪ったのは、10年8月19日のヨーロッパリーグ、プレーオフの1stレグ対カラバグ・アグダム戦のみだ。この時は香川も2ゴールを奪って、4-0で勝利している。
26日付の『シュポルトビルト』誌は、表紙に「ドルトムントがとうとう再びNo.1」として「指揮官トゥヘルの下での熱狂的なスタート」と記した。第2節のインゴルシュタット戦を4-0で勝利して、ドルトムントが首位に立ってのことである。
そして27日に行われたELのプレーオフで、オッドに7-2で勝利したことで、「熱狂的なスタート」の「熱狂」の度合いはますます高まっている。
27日付の『キッカー』誌に対して、ヘルタの監督バル・ダルダイは「我々は重圧下に置かれるだろう」と話した。アウェイでのドルトムント戦を目前にしてのことだ。
「我々はドルトムントで、自分たちの速さを活用するために、やれるだけのことはやる。ドルトムントはとてもスピードのあるチームだ。我々は対抗しなければならない」