C・ロナウドから贈られたシャツを着てほほ笑むジェティン少年【写真:Getty Images】
先日「世界で最も慈善活動に熱心なアスリート」として表彰されたクリスティアーノ・ロナウドだが、その社会への貢献意識の高さを象徴するエピソードがあった。欧州のスポーツメディア『ユーロスポーツ』が伝えた。
今年4月に発生し、死者9000人以上と言われる被害を生んだネパール地震で被災した13歳の少年がいた。名前はジェティン・シュレスタ。彼はレアル・マドリーのサポーターで、C・ロナウドの大ファンでもある。
ジェティン少年はサッカーをしている最中に地震に襲われ、揺れが収まっても立ってプレーを続けていたという。それを知ったフォトグラファーのオマール・ハバナ氏とポルトガル人ジャーナリストのマガリダ・マイダナ氏が、C・ロナウドの代理人ジョルジュ・メンデスにコンタクトを取って、今回の贈り物が実現した。
C・ロナウド直筆のサインが入ったユニフォームには、「ジェティン、強くあれ。たくさんの幸せが訪れるように」とメッセージが添えられていた。
これを受け取ったジェティンくんは「C・ロナウドを愛しているし、レアル・マドリーも大好きだ。僕はフットボールを愛しているから、ぜひともマドリーのためにプレーしたい」と喜びを語っている。
プレーで世界中に興奮を届けるだけでなく、たくさんの小さな幸せをもたらす姿が、C・ロナウドが世界最高のスーパースターたるゆえんなのかもしれない。
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