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バーゼル柿谷、EL初戦で因縁指揮官と再会…復活の一年へ昨季の雪辱なるか

text by 編集部 photo by Getty Images

バーゼル柿谷、EL初戦で因縁指揮官と再会…復活の一年へ昨季の雪辱なるか
バーゼルに所属するFW柿谷【写真:Getty Images】

 ヨーロッパリーグ(EL)グループステージの組み合わせ抽選会が28日に行われ、日本代表のFW柿谷曜一朗(25)が所属するバーゼルは、フィオレンティーナ(イタリア)、レフ・ポズナン(ポーランド)、ベレネンセス(ポルトガル)と対戦することが決まった。

 スイスリーグ6連覇中のバーゼルは、今月25日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)プレーオフ2ndレグのマカビ・テルアビブ(イスラエル)戦で1-1の引き分けに終わり、2戦合計スコアは3-3で並んだものの、アウェイゴール差で敗退していた。

 ヨーロッパリーグに舞台を移す柿谷にとって、今回の組み合わせは願ったり叶ったりの結果だったかもしれない。バーゼルはグループステージの初戦で昨季まで同クラブを率いていたパウロ・ソウザ監督のフィオレンティーナと対決することになった。

 2014/15シーズンはわずか14試合出場にとどまった柿谷は、パウロ・ソウザ監督の下で十分な出場機会を得られなかった。今夏にはポルトガル人指揮官との確執による移籍を考えたかと聞かれ、「何度か。僕の目標はプレーすることだった。監督との関係は非常に難しいものだった」と不仲を認める発言をし、加入初年度は苦しいシーズンをおくったことを吐露している。

 しかし、同指揮官は今夏にフィオレンティーナ監督に就任し、クラブはFCトゥーンからウルス・フィッシャー新監督を招聘。新たなスタートを切った柿谷は、リーグ開幕戦でいきなり1ゴール1アシストを記録し、チーム最高点の大活躍で早速アピールに成功している。

 欧州挑戦一年目は失敗の烙印を押された柿谷。2015/16シーズンで復活を印象付けるためにも、9月17日に行われるフィオレンティーナ戦で元指揮官を見返すプレーを見せられるか注目が集まる。

【了】

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