ELプレーオフで敗退したサウサンプトン【写真:Getty Images】
欧州サッカー連盟(UEFA)によるクラブカントリーランキングを争うイングランド・プレミアリーグとイタリア・セリエA。チャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)の本大会出場クラブが決定したことで、3位を争う両国の展望が見えてきた。
プレミアリーグは日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンがELプレーオフでミッティラン(デンマーク)に合計スコア1-2で敗北。本大会出場を逃している。
これにより、プレミアリーグはEL予選3回戦でアストラに敗北したウェスト・ハムを含む2クラブがUEFA大会より敗退した。一方のセリエAはサンプドリアがEL予選3回戦でボイボディナ相手に敗退している。
クラブカントリーランキングは各国の全出場クラブの獲得ポイントを平均して算出する。プレミアリーグは8クラブ中2クラブが敗退。セリエAは5クラブ中4クラブが敗退している。今後、仮に各クラブが同成績を残した場合、セリエAがより平均ポイントを伸ばしやすくなった形だ。
現在4位セリエAと3位プレミアリーグのUEFAポイントの差は「4.429」。今季セリエAが追い抜けば、2017/2018シーズンよりセリエAがCL出場枠を「4」に増やす。また、セリエAは過去3シーズン合計の成績でプレミアリーグを上回っているため、今季と来季が両国が同成績でも2018/2019シーズンにCL出場枠が「4」となることが決定している。
日本代表FW本田圭佑が所属するミラン、同代表DF長友佑都が所属するインテルの低迷が目立つセリエAだが、ユベントス、ローマ、ナポリ、フィオレンティーナらは近年UEFA大会で結果を残している。果たして、セリエAは今季プレミアリーグから3位を奪還することができるのだろうか。
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