レアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
プレシーズンからゴール欠乏症に陥っているレアル・マドリーだが、一番のゴールスコアラーであるFWクリスティアーノ・ロナウドのパフォーマンスに一番原因があるとしている。スペイン紙『マルカ』が25日付けで報じている。
昨シーズン54試合61ゴールでヨーロッパ各国のサッカーリーグの選手のうち、シーズンで最も多くの得点を挙げた選手に与えられる賞であるヨーロッパ・ゴールデンシューを獲得したC・ロナウドは、ラファ・ベニテス監督になってからグラウンド内で自らの「居場所」を見つけられていない。
開幕戦のスポルティング・ヒホン戦でベニテス監督はFWガレス・ベイルをトップ下で起用した。C・ロナウドはベイルとのプレーエリアが重なるため本来の攻撃力を発揮出来ず、試合もゴール無しの0-0となった。
そのゴール率(1試合ごとに1.04ゴール)だけを見れば9番(センターフォワード)のポジションで使われてもおかしくはない。事実、スポルティング・ヒホン戦でもラファ・ベニテス監督は彼をFWへセ・ロドリゲスと共にフォワードで起用しようとしている。しかし、C・ロナウドは拒否し、本人は左サイドでのプレーを望んだ。
プレシーズンでの試合を含めて、今まで6試合で1ゴールと低空飛行のC・ロナウド。彼が快適にプレー出来るポジションを見つけられるかがマドリーのゴール欠乏症の鍵になるだろう。
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