アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるガリー・ネビル氏がアーセナルの指揮官であるアーセン・ヴェンゲル監督を痛烈に批判した。25日、英紙『テレグラフ』は報じている。
ネビル氏は10年以上に渡ってプレミアリーグを優勝できていないヴェンゲル監督について、イギリス『スカイ』に対して「素晴らしい仕事をしている」と称賛しながらも「なぜ才能ある選手をサポートするプレーヤーを獲得しないのか理解できない」と苦言を呈している。
「私にとっては、これは傲慢だよ。傲慢だと思う。本当にそう思うんだ。対戦相手の強みを考えず、自分たちのチームを調整しないなんてね」
このコメントに対して元アーセナルのティエリ・アンリ氏は「これは傲慢ではなく信頼だ」と返したが、ネビル氏は次のように反論した。
「いや、甘いだけか、傲慢だよ。なぜなら、それで彼らは負けているからね。そんなものは間違った信頼だ」
常に美しいサッカーを志向し“自分たちのサッカー”を展開することで人気を集めるアーセナル。昨季はプレミアリーグを制したチェルシーとの直接対決で、スコアレスドローに導いた相手を「退屈なチェルシー」とファンが批判した。しかしながら、アーセナルが長年リーグ優勝を成し遂げられない理由は、勝負に徹しれないスタイルにこそあるのかもしれない。
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