ルイス・フェリペ・スコラーリ監督【写真:Getty Images】
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝1stレグが25日に行われ、広州恒大はアウェイで柏レイソルに1-3の勝利を収めた。
セットプレーから貴重なアウェイゴールを3つ奪い、勝ち抜けに向けて優位に立った広州恒大。しかし、「今日の試合では3つのゴールが生まれたが、良くなかった部分もあった」とルイス・フェリペ・スコラーリ監督に妥協はない。
オウンゴールで先制し、パウリーニョの強烈な直接FKと主砲ガオ・リンのヘディングで柏を粉砕。最後に1点を許したものの、完勝と言える出来だった。
それでもスコラーリ監督は「自分のチームには本当に自信を持っているが、柏もリスペクトしている。私が広州恒大にきて12試合を戦ったが、柏が最も強かった」と述べ、2ndレグに向けて気を引き締めた。
ウズベキスタンのプニョドコルを率いていた2009年は浦項スティーラーズに敗れてACLのタイトルを逃しており、ブラジル代表を世界一に導いた指揮官は今度こそアジア最強の座を手中に収めるべく燃えている。
「ここ数年日本のサッカーはすごく進歩していると思う。私たちの仕事は中国のチームを助けて、日本の過去10年間の成長スピードに追いつくことだ」
急成長を遂げ、いまやアジアサッカー界で無視できない存在感を放つ広州恒大。スコラーリ監督はクラブを再び頂点へ引き上げるため、最初の関門を越えようとしている。
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