左からペリシッチ、長友佑都、ペロッティ【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都の未来が決定するまで8日に迫っている。セリエAの夏の移籍市場は8月31日に閉幕する。
今夏、様々なクラブへの移籍が噂されていた長友だが、現在も状況は複雑だ。しかしながら、その将来はインテルが狙う2人の選手次第といってもよいだろう。ヴォルフスブルクのFWイバン・ペリシッチとジェノアのMFディエゴ・ペロッティだ。
インテルはペリシッチの獲得を最優先事項として動いているが、ヴォルフスブルクは同選手に800万ユーロでのレンタル料に加えて移籍金1200万ユーロの買取義務付きオプションを望んでいる。合計して移籍金2000万ユーロ(約28億円)の取引だ。インテルはペリシッチを合計1300万ユーロ(約18億円)程度で獲得したいと考えており、交渉はあと一歩のところで合意していない。
そこで、インテルがBプランとして用意しているのがペロッティの獲得だ。ジェノアは同選手と長友を絡めた取引を望んでおり、ロベルト・マンチーニ監督の評価が低いインテルにとっては悪い取引ではない。同じジェノバを本拠地とするサンプドリアも長友獲得に乗り出していたが、移籍金があまりにも低かったことで実現には及んでいない。
現在、インテルはペリシッチ獲得に向けヴォルフスブルクに最後の交渉を申し込んでいる状況だ。ペリシッチか、ペロッティか。この2選手の去就次第で長友の未来が決定しそうだ。
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