ミハイロ・ペトロヴィッチ監督【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグ2ndステージ第8節が22日に行われ、浦和レッズはベガルタ仙台に3-1で勝利した。
勝利した浦和だが、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は試合後、「崩した形からゴールになってもおかしくないシーンはあったと思う。チャンスはしっかり決めていくことは練習から取り組んでいきたい」と今後に向けての課題を述べた。
この日は相手に1点を返され同点とされたが、その後2点を追加して勝ち点3を獲得した。それでも指揮官は内容に関して、過去の敗れた試合を引き合いに出し、こう語った。
「ヨーロッパのクラブの試合を見ていますけど、私自身、負けた広島戦や1人少ない中で一方的に攻めた名古屋戦は、トップレベルのヨーロッパのクラブに近いくらいの試合を我々はできていた」
とはいえ結果は敗戦。勝てば称賛され、負ければそっぽを向かれる日本の風潮に対し、「その試合の後に選手と共に考えたことは、結果を出さない限り日本ではなかなか評価されない」ということだという。
内容が素晴らしければ評価されて然るべきだが、プロである以上、勝利を重ねるチームに称賛が集まるのも必然だ。それはペトロヴィッチ監督もわかっている。
「新潟戦、湘南戦、そして今日。負けた2試合に比べれば内容的にはいいものとは言えないかもしれないですけど、選手たちはプロフェッショナルに勝利を求めて戦ってくれている」
しぶとく勝利を重ねる浦和が、年間1位を堅持している。
【了】