ジョゼップ・グアルディオラ監督【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンのジョゼップ・グアルディオラ監督が、かつてクラブをチャンピオンズリーグ優勝に導いたオットマール・ヒッツフェルト氏の批判に対し反論した。独『Sport1』などが報じている。
スイス代表やドルトムントなどでも実績のあるヒッツフェルト氏は、現在のバイエルンに外国人選手が多いことを挙げ、「私はドイツ人のメンタリティが失われていると思う。トニ・クロースやバスティアン・シュバインシュタイガーが去り、シャビ・アロンソやアルトゥール・ビダルが加入した。彼らが非常に優れた選手であることに疑いはないが、ドイツ国内の市場から離れてしまっている。大問題だ」と、グアルディオラ監督のチームにおける補強戦略を批判していた。
それを受けたスペイン人指揮官は「(2001年の)チャンピオンズリーグ決勝でヒッツフェルト監督が率いたチームにドイツ人は4人しかいなかっただろう」と述べ、「私はここでドイツ人のメンタリティを全力で学んでいる。私はドイツ人ではない。カタルーニャ人だ」と反論した。
「この問題は常に続いていく。残念に思うが、いまのレベルを保ち、ユップ・ハインケス監督時代のように再び三冠を獲得するため全力を尽くしている」
外国人選手に頼らなければならない現状は、タイトルを勝ち取り続けるためにある程度仕方のないことと主張するグアルディオラ監督は、ヒッツフェルト氏の発言に対し次のように語り現在のチームが2001年当時より「ドイツ人のメンタリティ」を備えていると強調した。
「現在、我々のスタメンにはこれまでより多くのドイツ人選手がいる。ドイツのクラブにはドイツ人のメンタリティが必要だ。我々はここでそのメンタリティに適応しようしている。私はこれまでも言ってきたが、全力を尽くし続けている」
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