J2リーグは残り4試合。
次節の結果によって昇格チームが決定する。
首位ヴィッセル神戸(勝点78)は京都(勝点69)と対戦。
2位ガンバ大阪(勝点77)は熊本と対戦。
神戸が京都を倒し、G大阪が熊本に勝てば、神戸とG大阪の2位以上が確定し、自動昇格でのJ1復帰が決まる。
京都は昨年、最終節で湘南に勝点で逆転を許して3位に順位を下げると、昇格プレーオフ初戦で大分に完敗を喫した苦い経験がある。
プレーオフは一発勝負の舞台であり、レギュレーションの妙も勝敗を左右する側面がある。
京都はできれば昇格プレーオフを避けたいはずで、自動昇格にわずかな望みをつなぐには何が何でも神戸に勝つしかない。
G大阪は前節、宇佐美が4ゴールと爆発。夏場に合流したにもかかわらず出場14試合で15ゴール、得点ランクは2位タイにつける(首位は千葉のケンペスが22ゴール)。もはや別格過ぎるJ2リーガーと言っていい。
また、熾烈なのはプレーオフ争いだ。最新の順位表は以下のとおり。
3位 京都 69 +26
4位 千葉 64 +22
5位 徳島 60 +3
6位 長崎 60 +6
――昇格プレーオフ――
7位 松本 57 -3
8位 栃木 56 +6
3位京都と4位千葉の4位以上はほぼ確定。
面白いのは5位、6位争いだ。前節、5位徳島と6位長崎がともに破れ、同時に7位松本と8位栃木が勝利したため勝点差がグッと詰まった。残りは4試合。もう何が起こるかわからない。
そして次節、6位長崎と8位栃木が直接対決する。栃木が勝利すれば勝点差は1まで詰まる。
その栃木は松本新体制になって5勝1分と未だ負けなし。現在3連勝中と猛烈に昇格圏を追随する。
逆に長崎はここ5試合で1勝3敗1分と勢いに陰りが見える。
松本は残りの対戦相手に、横浜FC、山形、長崎、愛媛を残す。長崎を除いてJ2中位で、J2残留争いにもほぼ関わりのない相手。松本にとって有利に働くか。
【了】