マルセイユ新監督のミチェル氏【写真:Getty Images】
マルセイユは19日、スペイン人のミチェル氏(52)が新監督に就任したと発表した。
マルセイユは先日、マルセロ・ビエルサ前監督がリーグ開幕節となったカーン戦後の会見で突然の辞任を発表。これまで元ドルトムント監督のユルゲン・クロップ氏、レアル・マドリー・カスティージャを率いるジネディーヌ・ジダン氏、クラブOBのドラガン・ストイコビッチ氏、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏らの名前が後任候補として挙がっていたが、最終的に元レアル・マドリーのミチェル氏がフランスの名門を率いることが決まった。
ミチェル氏は選手時代に10年以上に渡って“エル・ブランコ(白い巨人)“に在籍し、ウインガーとして500試合以上に出場。エミリオ・ブトラゲーニョ、マルティン・バスケス、ミゲル・パルデサ、マヌエル・サンチスらとともにカスティージャ出身選手5人の総称として“キンタ・デル・ブイトレ(ハゲワシ部隊)”と呼ばれ、80年代後半のリーグ5連覇達成に大きく貢献した。
引退後は指導者に転身し、これまでラージョ、ヘタフェ、セビージャ、オリンピアコスの監督を歴任。今年1月にギリシャクラブを辞任していた同氏は「クラブの歴史を刻み続けていきたい」と意気込みを語っている。
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