乾貴士はスペイン移籍を希望?【写真:Getty Images】
フランクフルトに所属する日本代表MF乾貴士はスペイン移籍を望んでいると、地元紙『フランクフルター・ランシャウ』が報じた。
乾は16日に行われたブンデスリーガ開幕戦に先発出場していたが、レギュラーの座が安泰というわけではない。若手のマルク・シュテンデラやミヤト・ガチノビッチの突き上げもあり、ポジション争いは激化している。
移籍先に関してクラブ名は明かされなかったが、フランクフルトは代役の確保にも動き始めている。そのターゲットはドルトムントのドイツ代表MFケビン・グロスクロイツだ。昨季はスランプや負傷もあって大きく出場機会を減らし、今季もトーマス・トゥヘル監督の信頼を得られず苦しんでいる。
そのうえボルシアMGに快勝したブンデスリーガ開幕戦ではメンバー入りできず、リザーブチームの試合に出場するなど不遇の時が続く。ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は地元のアイドルの放出を否定したが、2016年までの契約を延長するという話は聞こえてこない。
フランクフルトはグロスクロイツを乾退団時のオプションとして獲得を検討している。左サイドでレギュラークラスの活躍が期待できるだけでなく、サイドバックでもプレーできるため、緊急時にも重要な存在になれる魅力が高く評価されているようだ。
【了】