インテルのMFマテオ・コバチッチ(左)とヴァイッド・ハリルホジッチ監督(右)【写真:Getty Images】
日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、インテルからレアル・マドリーへの移籍が近づいているクロアチア代表MFマテオ・コバチッチについて語った。18日のクロアチア紙『インデックス』が報じている。
コバチッチは、ハリルホジッチ監督がクロアチア1部のディナモ・ザグレブを率いていた2010/11シーズンに16歳でプロデビューを果たし、デビュー戦でゴールを挙げている。
その当時をよく知る恩師ハリルホジッチ監督は「彼は16歳でプロデビューするほどの才能を持っており、2つのクラブでプレーした経験もあるため、何も心配していない。彼がチームに入って2週間ほどで、すぐにチャンスを与えたよ。私の記憶が正しければ、すぐに最初のゴールを挙げていたね」と語り、マドリーのようなビッククラブに移籍しても十分やっていけると感じているようだ。
一方でビッククラブに挑戦することについては「それが早いと言えないね。私はまだ彼が最高の状態に達しておらず、進歩する余地があると思っている。守備では体の強さと多くの体力が必要で、攻撃では起点となり、より多くのゴールを呼び込む必要があるだろう」とコメントし、ビッククラブでの活躍を期待している。
コバチッチは昨シーズン、インテルで公式戦44試合に出場し8得点を決めている。マドリーはコバチッチ獲得に向けて移籍金3500万ユーロ(約48億円)+ボーナスを提示しており、大きな期待を持って迎え入れる構えのようだ。
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