GKはスイス代表同士の対戦に?
ボルシアMGの門番、ヤン・ゾマーが吐いた。
「違う、この闘いはドルトムント対メンヘングラッドバッハだ」
2015年8月13日付の『キッカー』誌による、「それはまたスイス代表選手同士の闘いになるのでしょうか?」という質問に対する答えである。
15日にボルシア・ドルトムントは、ブンデスリーガ15/16シーズンの開幕戦をホームで迎える。対戦相手は、昨季3位のボルシア・メンヘングラッドバッハだ。
『キッカー』誌は、ドルトムントの先発【GK】をスイス代表のビュルキと予想した。対するボルシアMGは、同じくスイス代表のゾマーである。よって前述の質問が出たのだが、ゾマーは即座に否定した。
「威信と緊迫と感情が溢れるビッグマッチだ。常に優れたフットボールをしようとする2つのチームによるものだよ。そして全ては8万の観衆の前で行われる。開幕に相応しく、素晴らしいことだ」
そこでは国家や個人に関わる争いごとは意味を持たない。ゾマーは「ロマン(・ビュルキ)と私は良好な関係を築いている」と話している。8万の観衆が望んでいるのは、ただフットボールの誇りを賭けたブンデスリーガの開幕戦なのだ。
ドルトムントがプレシーズンで結果を残してきたように、ボルシアMGも10日のDFBポカール1回戦ではアウェイでFCザンクトパウリに4-1で勝利して、順調な仕上がりを見せている。ゾマーは「ザンクトパウリのアウェイは決して簡単ではなかった。卓越したスタートが喜ばしいね」と言う。
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