ユベントスに所属するFWジョレンテ(右)【写真:Getty Images】
ユベントスに所属するスペイン代表のFWフェルナンド・ジョレンテ(30)がヨーロッパリーグ(EL)王者のセビージャと個人合意に至ったと、スペインメディア『カデナ・コペ』が伝えている。
2014/15シーズンに国内二冠を達成したユベントスは今夏に主力選手の大幅な入れ替えを行っており、攻撃陣ではクロアチア代表のFWマリオ・マンジュキッチ、イタリア代表のFWシモーネ・ザザ、アルゼンチン人FWパウロ・ディバラらを獲得。チームの過剰戦力となったジョレンテは今季、出場機会を減らすことが濃厚だと見られている。
一方、チャンピオンズリーグに出場するセビージャは、昨季のチーム得点王でコロンビア代表のFWカルロス・バッカをミランに放出。ドルトムントからイタリア代表のFWチーロ・インモービレを獲得したが、リーガ初挑戦の元セリエA得点王が素早く順応できるかは未知数なため、アスレティック・ビルバオ時代に5シーズン連続の二桁得点やEL得点王に輝いたジョレンテのような確実性のあるストライカーを戦力に加えたいと考えている。
記事によれば、ユベントス側はジョレンテ放出の条件として移籍金1200万ユーロ(約17億円)を要求しているものの、セビージャ側が800万ユーロ(11億円)しか用意していないため、クラブ間の合意には未だ至っていない。しかし、ユベントスは2013年にジョレンテをフリーで獲得しているため、移籍金を下げられる余地は十分にあると報じられている。
なお、ジョレンテにはイングランドの複数クラブも関心を示しており、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、クリスタル・パレスなどが獲得レースに参入している。
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