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恩師ネルシーニョ撃破の柏・吉田監督「選手たちの確かな足どりを感じた」

text by 編集部 photo by Dan Orlowitz

恩師ネルシーニョ撃破の柏・吉田監督「選手たちの確かな足どりを感じた」
吉田達磨監督【写真:ダン・オロウィッツ】

 明治安田生命J1リーグ2ndステージ第6節が12日に行われ、柏レイソルは2-0でヴィッセル神戸相手に勝利を収めた。

 神戸のネルシーニョ監督とレアンドロがかつての仕事場である日立台に帰還するということで注目を浴びた今節。柏は昨季までの指揮官に自分たちの成長を見せつけるかのごとく完封勝利を挙げた。

 試合後、吉田達磨監督は「トレーニングを比較的積む時間があって、その成果と結果を両方とも手にできたことに手ごたえを、選手たちの確かな足どりを感じた試合」と評価した。

 一方で苦しい時間が長かったのも事実だ。「ボールが循環せず、それぞれの想いと足の動きがバラバラになった時間を修正しなければいけない」と吉田監督が指摘するように後半は相手に危険なシーンを作られる回数が増えてしまった。

 ただ、ネルシーニョ率いる神戸とはヤマザキナビスコカップでもあと2回対戦しなければならない。吉田監督はやりづらそうにしながらも、「ナビスコの2試合だけではないですけど、これから続く広島、松本、ACLというところに確実につなげていきたい」と今後のベースにしていく考えだ。

 新加入のエデルソンにもゴールが生まれ、いい兆しが見えてきた柏。後半戦巻き返しのため、短い間隔で続く夏場の連戦は非常に重要なものとなりそうだ。

【了】

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