フェンスをよじ登るHSVサポーター【写真:Getty Images】
ブンデスリーガのハンブルガーSV(HSV)は9日、DFBポカールでドイツ4部のカールツァイス・イエナと試合を行い、延長戦の末に2-3で敗戦した。
試合は1-2でHSVがイエナにリードを許したまま後半アディショナルタイムを迎えたが、ミヒャエル・グレゴリッシュのゴールで同点に追いつく。しかし、延長戦で決勝ゴールを奪われ、そのまま敗れた。日本代表DF酒井高徳はフル出場している。
この結果に怒った一部のサポーターが暴動を起こしたと、9日の独『KDR.de』が報じている。
フラストレーションが溜まった一部のサポーターは、試合終了の笛が鳴ると同時にフェンスの上によじ登り、ピッチの中に爆竹を投げ入れるなどしている。治安部隊が制止に乗り出すほどの大騒動となった。
イエナは現サガン鳥栖のDF菊池直哉が2008年から1年半在籍したチームで知られている。
また、元日本代表のMF細貝萌やFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンのチームバスが、現地時間同日に何者かに銃撃された。
10日にDFBポカール1回戦のドイツ2部アルミニア・ビーレフェルトとの試合があるため、チームバスは選手が待つ場所を目指してビーレフェルト市内を走行していた。すると突然、バイクに乗った何者かがバスに近づき発泡したとしている。
幸いにも運転手には怪我はなく、選手も同乗していなかったため怪我人はでなかった。しかし、フロントガラスに銃撃跡が残されており、殺人未遂事件として警察が調査に乗り出している。
奇しくも同じ日に日本人所属チームが悲劇に見舞われる事態となってしまった。
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